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AI SECURITY / AI セキュリティ 重要度 中 2026-09-01

Claudeを狙う情報窃取マルウェア、Anthropicがセッション乗っ取りに強制ログアウトで対応

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Anthropicは2026年8月30日、情報窃取マルウェア(インフォスティーラー)に感染した端末からClaudeのログインセッションが乗っ取られる被害を確認したと発表した。Vidar・LummaC2・StealC・RedLine・Acreed・Atomic Stealer(AMOS)といった既知のスティーラー群がブラウザに保存されたセッションCookieを窃取し、攻撃者はパスワードも二要素認証も突破せずにアカウントへ入り込んでいた。

パスワードより「生きたセッション」が狙われる #

この手口はハッカーにとって目新しくない。フィッシングで認証情報を奪うより、感染端末からブラウザCookieごと抜き取る方が2FAを無効化できるため効率がいい。近年は法人向けSaaSやクラウド基盤を狙う「セッションハイジャック」が定番化しており、今回はその標的リストにAI利用枠が加わった格好だ。攻撃者の目的は単純で、被害者のClaude利用枠を勝手に使い切る、いわば「AIクレジット窃盗」である。クラウド破産を狙うLLMjackingと同じ構図が、個人アカウント単位でも起き始めている。

1. 端末がマルウェアに感染
偽ダウンロード等で Vidar / LummaC2 / StealC 等のスティーラーが侵入。
2. ブラウザのCookieを窃取
保存済みのセッション Cookie をまとめて外部へ送信。
3. 盗んだCookieでログイン
パスワードも2要素認証も不要、そのままセッションに侵入。
4. 利用枠を消費・不正課金
本人が使っていない間に利用枠が減り、不審な課金が発生。

検知の決め手は「使っていないのに減る利用枠」 #

Anthropicが異変に気づいたきっかけは、本人が操作していないのに利用枠が補充直後から減っていくという不自然な消費パターンだったという。同社は該当セッションを強制ログアウトし、保存済み決済方法を削除、不正利用分は返金する対応を取った。あわせて「このマルウェアはClaude自体やClaudeの利用に起因するものではない」と、原因が端末側の感染であることを強調している。

パスワード管理だけでなく、端末のマルウェア対策とブラウザのCookie保護が実質的な防衛線になっている点は、企業アカウントに限らず個人のAIサブスクリプションにも当てはまる教訓と言える。

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