🌐 This article hasn't been translated yet — showing the Japanese version.
「尋問で渡すパスワードは選べる」隠しボリューム暗号化ツールShufflecake登場 thumbnail
INCIDENT GENERAL Importance Medium 2026-07-29

「尋問で渡すパスワードは選べる」隠しボリューム暗号化ツールShufflecake登場

⏱ approx. 2 min views 7 likes 0 LOG_DATE:2026-07-29
TOC

尋問で強制されても、渡すパスワード次第で「見せる情報」を選べる――そんな暗号化ソフト「Shufflecake」がLinux向けに公開された。開発元は「TrueCrypt・VeraCryptの精神的後継」を掲げ、内部告発者やジャーナリスト、人権活動家など、権力側からストレージを押収されうる人々を主な利用者に想定している。

仕組み:見た目はただのランダムノイズ #

Shufflecakeはディスクを「ヘッダー領域」と「データ領域」に分け、暗号化した複数のボリュームをデータ領域内に断片化してランダムに配置する。復号前のデータ領域は単なるノイズにしか見えず、既存ボリュームがいくつ存在するかも外部から判別できない。

最大の特徴は最大15階層まで重ねられる「おとりボリューム」構造だ。各階層には別々のパスワードを割り当てられ、浅い階層のパスワードでは浅い階層しか復号できないが、深い階層のパスワードを使えばそれより浅い階層もまとめて復号できる。国境検査や尋問の場で「浅い階層用の当たり障りないパスワード」だけを開示すれば、本当に隠したいデータには一切触れさせずに済む設計になっている。

Shufflecakeの階層型おとり暗号化の仕組みを示すインフォグラフィック
階層ごとに異なるパスワードで復号範囲が変わり、未開示の深い層は外部からノイズと見分けがつかない

フォレンジック耐性という「もろ刃の剣」 #

VeraCryptにも隠しボリューム機能はあるが、階層は2段が上限で、存在の痕跡がメタデータから推測されやすいとの指摘が以前からあった。Shufflecakeはボリューム自体を断片化・分散配置することで、専門のフォレンジックアナリストが解析しても「隠しボリュームが存在する」という事実そのものを立証しにくくする設計を狙っている。

もっとも同種の技術は「守る側」だけでなく証拠隠滅を図る犯罪者にも使われうる両刃の剣であり、法執行機関との攻防が今後も続くことになる。現時点ではUbuntu・Debianでのテスト段階の実験的ソフトウェアであり、開発元自身が重要用途での本番利用を控えるよう注意喚起している点も見逃せない。

𝕏 Post B! Hatena

COMMENTS 0

No comments yet — be the first to leave one.

Post a comment