🌐 This article hasn't been translated yet — showing the Japanese version.
「見えないドローン」ファントム・ツイスト、高速回転で監視カメラの目をすり抜ける thumbnail
TECH TREND Importance Medium 2026-08-10

「見えないドローン」ファントム・ツイスト、高速回転で監視カメラの目をすり抜ける

⏱ approx. 2 min views 5 likes 0 LOG_DATE:2026-08-10
TOC

モーターも機体も一緒に回る「消えるドローン」 #

米ノースウェスタン大学の研究チームが、機体全体を高速回転させることで目視から姿を消すドローン「ファントム・ツイスト」を発表した。毎秒最大25回転という、人間の目が追跡できない速さで自身を回すことで、扇風機の羽根が高速回転時に見えなくなるのと同じ「モーションブラー」を機体全体に起こす。既存のドローンは機体が固定されプロペラだけが回るが、この機体はプロペラと機体本体が逆方向に回転し合う構造で「静止した部品が存在しない」のが特徴だ。可視性の指標では一般的なクアッドコプターの約10分の1にまで抑えられるという。研究成果は2026年7月、シドニーで開かれたロボティクス学会RSSで発表された。

監視カメラは「回転する物体」を想定していない #

野生動物調査やインフラ点検など、視覚的に目立たず飛べる用途が想定用途として挙げられているが、セキュリティ屋として気になるのはむしろ逆の視点だ。空港・刑務所・イベント会場などで運用される対ドローン(カウンタードローン)検知システムの多くは、光学カメラでの形状認識やモーションブラーの少ない安定した映像を前提にモデルを組んでいる。機体そのものが高速回転して輪郭を溶かす手法は、こうした画像認識ベースの検知を原理的に弱体化させ得る。

対ドローン検知への示唆

光学カメラ単独の検知は回避され得る。RFスキャン・レーダー・音響センサーなど複数モダリティを組み合わせた検知体制の重要性が増す。

現時点では研究室レベルのプロトタイプで、まだ攻撃的な用途を意図した発表ではない。だが、こうした基礎研究の技術は転用が速いのが常だ。ドローンの低価格化・小型化が進む中、「見えにくくする」技術がオープンな学会論文として公開されること自体、模倣のハードルを下げる面もある。物理セキュリティを扱う現場では、視覚センサーだけに依存しない多層的な検知体制の見直しを、今のうちから検討する価値がありそうだ。

𝕏 Post B! Hatena

COMMENTS 0

No comments yet — be the first to leave one.

Post a comment